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コラム

帯電防止塗料の色に迷ったら?よく使われる色と選定時の注意点

こんにちは、大野塗装工業です。
今回は、帯電防止塗料(電気抵抗値 約1×10⁶~10⁸Ω)の「色」に関する疑問についてお答えします。
「帯電防止塗料って色は限られているの?」「好きな色にできるの?」といったご質問をお客様からいただくことがあります。
そこで今回は、帯電防止塗料で選べる色の種類や注意点、現場でよく使われる色についてわかりやすくお伝えします。

帯電防止塗料は色を選べるの?

答えは「基本的には色を選ぶことが可能」です。
帯電防止塗料は、塗料に導電性物質(導電性ポリマーや金属酸化物など)を配合し、静電気を逃がす機能を持たせています。

この導電性物質の性質により、一般的には淡彩色で3分~5分艶程度という多少の制限がありますが、技術的にはさまざまな色で調色が可能です。
また、この効果は塗膜が残っている限り持続するのも大きなポイントです。

  

 

 

よく使われる色は?

帯電防止塗装でよく使用される代表的な色は以下の通りです。

 

▪ライトグレー

▪ホワイト

▪アイボリー

▪ベージュ

▪淡いブルー

▪淡いグリーン

 

これらの色は、工場内の見た目の統一感や異物検知のしやすさ、安全性を考慮して選ばれることが多いです。
特にクリーンルームなどではホワイトや淡い色が選ばれる傾向があります。

 

 

■ 帯電防止塗料の色の例

 

 

また、当社では条件を満たした場合に限り、黒色の艶消しやシルバー色(電気抵抗値 約1×10⁶~10⁸Ω)の特別な帯電防止塗料もご提案可能です。
ご興味のある方はぜひお問い合わせください。

 

 

■ 条件により採用可能な特別色

 

 

 

色選びの際の注意点

帯電防止塗料の色選びには、いくつか注意すべきポイントがあります。

 

色によって抵抗値が微妙に変わることも
使用する導電成分の種類によっては、色によって電気抵抗値が微妙に変化することがあります。
高精度な帯電防止性能が必要な場合は、色よりも機能性を重視した選定が求められます。

 

機能性が最優先
最も重要なのは、「帯電防止機能がしっかり発揮されるか」という点です。
調色によって導電性が低下する場合は、本末転倒になってしまいます。

  

 

 

帯電防止塗料でも色はこだわれる!

帯電防止塗装は見た目以上に高機能な塗装です。
だからこそ、色選びには慎重さが必要ですが、「色は選べない」というわけではありません。
性能とデザインの両立を目指すなら、ぜひ大野塗装工業へご相談ください。
製品や設備に最適な色と帯電防止性能の両立を、一緒に実現していきましょう!

 

 

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