静電気って、目に見えないのに厄介ですよね。
静電気によるトラブル——それは製造現場、精密機器、半導体業界ではまさに“見えない敵”です。
誤作動、異物付着、品質劣化…。
ほんのわずかな帯電が、製品寿命や信頼性に影響することもあります。
そんなリスクを抑えるために欠かせないのが 帯電防止塗料 です。
実は帯電防止塗料には 「溶液タイプ」 と 「粉体タイプ」 の 2 種類があり、部品形状・使用環境・求められる性能によって“最適解”が大きく変わります。
大野塗装工業では、両タイプの帯電防止塗装に対応しており、お客様の製品に合わせた“最適な仕様選定”を一緒に行っています。
今回は、その特徴と選び方を分かりやすくまとめました。
目次
◆ 溶液タイプ(液状塗料)—形状対応力と外観品質に優れた“万能型”
溶液タイプは細かな形状への追従性が高く、外観仕上げが美しいのが特徴。
大野塗装工業が最も得意としており、帯電防止塗装のご依頼でも特に多い“主力領域”です。
■ 特徴
複雑形状・薄板にも
均一に塗りやすい
外観の平滑性が高く、
美しい仕上がり
膜厚が薄い(30μm〜)ため、
軽量部品にも最適
小ロットでも
対応可能
ネジ穴が詰まりにくく、
組立工程に影響しにくい
自然乾燥〜150℃の焼付まで
幅広い条件に対応
■ 向いている用途
✓ 精密機器の筐体・内部部品
✓ クリーンルーム関連の軽量設備部品
✓ 外観品質を重視する製品
■ 注意点
・ 塗装時にVOC(揮発性有機化合物)排出
・ 粉体塗料に比べ耐久性はやや劣る
・ 仕上がりはおおむね 3 分艶
■ 溶液タイプの魅力
溶液タイプの最大のメリットは、加工性と取り回しのしやすさ。
複雑形状・薄板・軽量部品など、一般的に塗りにくい製品でも美しく均一に仕上げることができます。
さらに当社では、ライン生産により大量生産から小ロットまで柔軟に対応が可能。
長年培ったノウハウと豊富な実績で、外観品質と安定した性能を両立した帯電防止塗装を提供しています。
■ 大野塗装工業が選ばれる理由
✓ 大量生産から小ロット・複雑形状にも柔軟対応
✓ 美しい外観仕上げと安定品質
✓ 長年の実績に基づく安心感
✓ 組立工程への影響を最小限に抑える配慮
“万能型”と言われる溶液タイプですが、
当社の経験 × 技術により、さらに高い品質と信頼性を実現しています。
◆ 粉体タイプ(焼付塗料)—高耐久 × 環境配慮の“堅牢型”
粉体タイプは、耐久性と環境配慮が求められる現場に最適な塗装方式です。
帯電防止粉体塗料の分野は現在「発展途上」であり、活発に研究開発が進められています。
■ 特徴
高耐久で
強固な塗膜
摩耗・衝撃に強い
焼付硬化仕上げ
VOCフリーで
環境負荷が低い
■ 向いている用途
✓ 製造現場の金属ラック・設備筐体
✓ 大型設備部材
✓ 環境規制の厳しいラインや製品
■ 注意点
・ 160~190℃の焼付炉が必須
・ 薄板・複雑形状への塗装は工夫が必要
・ 外観の平滑性は溶液タイプに劣る
・ 通常 3 分艶仕上げ
・ 小ロット、多色、多品種に不向き
・ ネジ穴詰まり・寸法変化に注意
・ 膜厚が厚い(おおよそ80μm以上)のため設計配慮が必要
・ 過膜厚で表面抵抗値が低下する可能性あり(塗料選定要検討)
・ 修正や再塗装の容易さは溶液タイプに比べて劣るため、適切な工夫が求められる
粉体タイプは、とにかく環境規制が厳しい塗装環境や耐久性が重要な場面で大きな力を発揮します。
◆ 選定のポイント—目的・形状・環境の3軸で判断
| 溶液タイプ | 粉体タイプ | |
|---|---|---|
| 設備環境 | 自然乾燥〜低温焼付 | 高温焼付可能 |
| 耐久性要求 | 摩耗・衝撃がある環境 | |
| 形状・素材 | 複雑形状・軽量部品 | |
| 環境配慮 | VOC排出を抑えたい |
“どちらが優れているか”ではなく、製品にとって最適かどうかが重要です。
大野塗装工業は“溶液 × 粉体”両方に対応。
用途に合わせて最適な仕上げをご提案します。
◆ 大野塗装工業の対応内容
大野塗装工業では、
● 溶液タイプ帯電防止塗装
● 粉体タイプ帯電防止塗装
のどちらも対応可能です。
部品形状、表面抵抗値、使用環境、ロット条件などを丁寧にヒアリングし、最適な塗料・膜厚・塗装プロセスをご提案します。
■ 対応内容
✓ 試作・サンプル塗装
✓ 塗膜評価(膜厚/外観/表面抵抗値)
✓ 課題ヒアリング
✓ 製品仕様に合わせた塗装条件の最適化
「どちらの塗料が自社製品に合うかわからない」
そんな段階でも、ぜひお気軽にご相談ください。
お客様製品にとっての“最適解”を見つける塗装パートナーとして、大野塗装工業がしっかりサポートいたします。
帯電防止塗装をご検討の際はぜひお気軽に大野塗装工業にご相談ください。
ご要望に合わせて塗装仕様からご提案させていただきます。